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アドバンテック、次世代マルチメディアアプリケーション向けにNXP i.MX8M ROM-5720 SMARCモジュールを発売

2020/01/28

産業用コンピュータの分野において世界トップシェアのアドバンテック株式会社(Advantech Co., Ltd. 本社:台湾台北市/日本法人:東京都台東区、社長兼日本地区最高責任者:マイク小池、以下アドバンテック)は、優れたグラフィックス性能と低消費電力のNXP ARM®CortexTM-A53 i.MX8Mプロセッサを搭載したSMARC 2.0モジュールであるROM-5720を発表しました。ROM-5720は、HDMI 2.0を介した4Kp60解像度およびHDRを使用した4Kp60 H.265デコードをサポートします。ROM-5720は、USB3.0、PCIe、デュアルギガビットイーサネット、2つのMIPI-CSI、および4レーンMIPI-DSIの様々なインターフェイスを備え、インフォテイメント、オートメーション、HMI、ヘルスケアなどの幅広い産業アプリケーションに理想的なソリューションを提供します。

マシンビジョンおよびマルチメディアアプリケーション向け優れたグラフィックス性能を持つ

ROM-5720は、NXP i.MX8M SoCを採用しています。これは、最大4つのARM®CortexTM-A53と、低電力処理用の1つの追加多目的CortexTM-M4コアプロセッサを備えています。Cortex-M4サブシステムが低電力なリアルタイムシステム監視を実行している間、ARM®CortexTM-Aコアの電源を切ることができます。Vivante GPUは、高度なグラフィックスや、ディープラーニング推論などの高速計算ワークロードのため、最新のOpenGLES、OpenCL、OpenVG、およびVulkanをサポートしています。ROM-5720は、HDMI2.0(4096 x 2160 @ 60Hz)でのディスプレイ出力、マルチディスプレイ用の1x4レーンMIPI-DSI、および2つのMIPI-CSIカメラ入力をサポートします。高解像度ディスプレイを提供し、様々なマシンビジョンおよびマルチメディアアプリケーションのカメラ要件を満たします。

高速接続インターフェイス 

様々なアプリケーションにより幅広く適応させるために、ROM-5720はデュアルUSB3.0、デュアルギガイーサネット、PCIe2.1、4つのRS232などの多くの接続インターフェイスを提供します。高速ストレージ、カメラ、ワイヤレスモジュールなどのペリフェラルを拡張する効率的なインターフェイスを提供し、セルフサービスキオスクや相互的マルチメディアアプリケーションを強化するため、タッチデバイスやレガシーデバイスと連携します。

付加価値の高い組込みソフトウェアサービス:AIM-Linuxサービス 

アドバンテックは、適応性があり、かつ、呼応性の高い長期間サポートのソフトウェア開発を加速させるため、Linuxに類似し、産業的で、モジュラー(AIM)であるフレームワークをサポートします。AIM-Linuxサービスは、検証済みの組込みOSプラットフォームと、産業用に特化したアプリとSDKを提供します。これらのアプリケーションによって、ユーザーは垂直的ソフトウェア開発に特化するために必要な組込みソフトウェアツールを簡単に選択できます。

ROM-5720の主な機能

  • クアッド、デュアルCortex A53および最大1.5GHzのCortex-M4F機能を備えたNXP i.MX8M 
  • 2GB LPDDR4メモリ、16GB eMMCフラッシュ、8MB QSPIフラッシュ 
  • 4K H.265デコーダー機能 
  • 2 ギガビットイーサネット、HDMI2.0、2USB3.0、4 USB2.0、4レーンMIPI DSI、2 MIPI CSI 
  • Yocto LinuxおよびAndroidでのマルチOSサポート 
  • 動作温度:0〜60°C / -40〜85°C

本件に関するお問い合わせ先
アドバンテック株式会社
電話:0800-500-1055(フリーコール)
Email:ajp_callcenter@advantech.co.jp