Windows Embedded 製品
Windows Embedded とは何ですか?
Windows Embedded は、専用装置向けにカスタマイズ可能なオペレーティングシステムのシリーズです。Windows とクラウドコンピューティングを専用装置の世界に広げることを使命としています。Windows Embedded は機器メーカーが発売までの時間を短縮し、同時にお客様が効率と顧客満足度を高めるためのお手伝いをすることができます。Windows Embedded はシンクライアント、POS 端末、ATM、キオスク、デジタルサイネージ、オンボードおよびナビゲーションデバイス、産業用・セキュリティ・医療機器、そして金融、サービス、小売、オートメーション、医療、輸送などの重要産業でにおいて、スマートデバイスの分野で数多くのデバイスに広範に利用されています。Windows Embedded は優れたコスト効率で、各顧客の具体的な要件にしたがってテイラーメイドのソリューションを構築するために役立ちます。
なぜ Windows Embedded を選ぶべきなのでしょうか?
Windows Embedded 製品ラインは発売までの時間短縮という利点を提供するだけでなく、次世代デバイスの統合と開発加速を可能にする一流のテクノロジー、ツール、リソースも提供できます。すべてお客様の管理下となります。必要なサービスを思いのままに、次の利点の恩恵を受けながら、簡単に構築することができます。
- 開発コスト削減
- ランタイムライセンス
- 共通のソースコード
- 知的財産保護n
- Windows Embedded プラットフォームに対するマイクロソフト社のコミットメントとサポート、最長 10 ~ 15 年の可用性
- 発売までの時間を効果的に短縮するより完全なエコシステム
Windows Embedded ライセンスの入手方法は?
ステップ 1 - 評価
- 組込み OEM のお客様 (OEM 様) がアドバンテック、マイクロソフト社認定エンベデッドディストリビュータに問い合わせます。
- OEM 様がアドバンテックから評価ソフトウェアを受領するか、必要に応じて、完全版ツールキットを購入します。
ステップ 2 – CLA に署名
ステップ 3 – 開発とテスト
- FES および POSReady 製品向けに、アドバンテックがインストール用の OPK(OEM プレインストールキット)を提供します。
- WES および CE 製品について、OEM 様がマスターエンベデッドイメージの開発を完了します。
ステップ 4 – ライセンス注文
- OEM 様がアドバンテックにランタイムライセンスと関連製品資料 (APM) を注文します。
- FES とサーバー製品の場合、キーは COA または COA に付随するパンフレットに記載されています。
- WES、POSReady、CE 製品の場合、お客様が最初の注文でマイクロソフト社にプロダクトキーを申し込みます。
Step 5 – Distribution
- お客様がエンベデッドシステムを製造し、CLA の記載に従い、正規品証明書とエンドユーザー使用許諾契約書を添付して出荷します。
OEM Embedded ソフトウェアライセンスを他の OEM メーカーから購入することができますか?
いいえ。OEM Embedded ソフトウェアのライセンスはマイクロソフト社認定ディストリビュータからのみご購入いただけます。OEM Embedded ソフトウェアのライセンスは再販が禁じられています。
オペレーティングシステムライセンス
新しい専用装置/機械/設備を購入するとき、任意のオペレーティングシステムの完全版を取得するには、会社はどのライセンスモードを使用する必要がありますか?
マイクロソフト社の専用装置向け完全版オペレーティングシステムはエンベデッドチャネルからのみご利用いただけます。ボリュームライセンス契約(Open、Open Value、Select、Enterprise Agreement など)は OS アップグレードライセンスからのみ利用でき、完全版 OS ライセンスには利用できません。
マイクロソフト社のボリュームライセンス契約は、アップグレード可能なオペレーティングシステムバージョンを提供しています。新しい専用装置/機械/設備には追加の OEM/Embedded エディションソフトウェアを購入する必要がありますか?
はい。ボリュームライセンス契約は企業のお客様の OS アップグレードのみにご利用いただけます。一方 OEM が企業のお客様の配布する専用装置/機械/設備には、完全版の Embedded OS を出荷前にプレインストールしておく必要があります。その後、その企業のお客様はボリュームライセンスによって提供されるアップグレード可能なバージョンをご利用いただけます。ボリュームライセンスによって提供されるアップグレード可能なバージョンは、「空の PC」(空の PC:オペレーティングシステムが何もインストールされていない専用装置/機械/設備)にインストールすることが禁じられています。
OEM/Embedded ソフトウェアは多言語互換性の権利を提供していますか?例えば、OEM/Embedded ソフトウェアの中国語版を購入して、それを英語版としてインストールすることはできますか?
OEM ソフトウェアは多言語互換性の権利を提供していません。つまり、OEM ソフトウェアの中国語版を購入して英語版またはその他任意の言語版としてインストールすることはできません。さらに、海外で購入したコンピュータに英語版または日本語版 OS がインストールされている場合、自由に中国語版に変換することはできません(Ultimate バージョンを除く)。
しかし、次のように、Windows Embedded は製品タイプと SKU に基づいて、多言語互換性を提供しています。
- WES7P と Windows Embedded 8 製品ファミリーは多言語に対応しています。
- POSReady 7 はリストにある 35 言語から 5 つまで言語を選択できます。
会社に新旧の専用装置/機械/設備が混在している場合、OEM/Embedded ソフトウェアの新しいバージョンを購入し、特定のより古いバージョンをインストールすることができますか?
Windows Embedded はお客様にマイグレーションの権利を提供しているため、組織内の専用装置/機械/設備で同じソフトウェア環境を共有し、管理を容易にすることができます。
OEM は以前のソフトウェアを含むイメージでエンドユーザー向けマイグレーションシステム (Migration Systems to End User) を一時的に配布し、マイグレーション期間中にそれらのエンベデッドシステムを最終版ソフトウェアを含むイメージでアップグレードすることがあります。マイグレーション期間は、マイグレーションシステムの配布から 12 ヶ月間で終了しますのでご注意ください。
Windows Embedded オペレーションシステム内に、デスクトップ機能を実行するアプリケーションソフトウェアをインストールすることができますか?
「デスクトップ機能」とは、コンピュータまたはコンピューティングデバイスによって実行されるコンシューマまたはビジネスタスクまたはプロセスを指します。これには文書処理、スプレッドシート、データベース、スケジューリング、個人金融などが含まれます。デスクトップ機能には MS バイナリまたは企業バイナリから派生した機能が含まれることがあります。
エンベデッドシステムでデスクトップ機能を実行する場合、この企業はデスクトップ機能が次の要件を満たすことを確約できるようにエンベデッドシステムを設計する必要があります。
- デスクトップ機能がエンベデッドアプリケーションの不可欠な部分であること。
- デスクトップ機能がエンベデッドアプリケーションを通じてのみアクセスでき、そのサポート下でのみ使用できること。
- デスクトップ機能がエンベデッドアプリケーションと組み合わせたときのみ動作すること。
さらに、エンベデッドシステムは汎用パーソナルコンピューティングデバイス(パソコンなど)または多機能サーバー、あるいはこれらシステムのいずれかの商業的に実行可能な代替品として、販売または使用可能とされてはなりません。
古い専用装置/機械/設備を交換するとき、OEM/エンベデッドソフトウェアを当初の装置から別のコンピュータ/機械/設備に移行することはできますか?
いいえ。OEM/エンベデッドソフトウェアは「装置を対応するライセンスと照合します」。つまり、ライセンスは常に当初のコンピュータ/機械/設備に結び付けられています。当初の専用装置/機械/設備を交換するとき、それらに対応する OEM/エンベデッドソフトウェアのライセンスは終了され、別の専用装置/機械/設備に移行させることはできません。
Windows 製品のライセンスは延長サポートが期限切れになると無効になりますか?
Windows ライセンスは延長サポートが期限切れになっても有効のまま存続します。OEM がライセンスとエンベデッド OS 製品の配布を継続するには有効な CLA を所持している必要があります。
Client Access License” (CAL) is the license that grants customers the right to use hardware devices to legitimately connect to the server host for access. In simple terms, if a customer only obtain the legitimate license of server software, but doesn’t purchase any “Client Access License” (CAL), their specialized devices or employees won’t have the right to connect to a server for access.
User CALs |
Device CALs |
With the User CAL, you purchase a CAL for every user who accesses the server to use services such as file storage or printing, regardless of the number of devices they use for that access. Purchasing a User CAL might make more sense if your company's employees need to have roaming access to the corporate network by using multiple devices, or from unknown devices, or if you simply have more devices than users in your organization.
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With a Device CAL, you purchase a CAL for every device that accesses your server, regardless of the number of users who use that device to access the server. Device CALs may make more economic and administrative sense if your company has workers who share devices, for example, on different work shifts
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Client Access License based on user
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Client Access License based on device
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For previous server version, please contact : IoT.SW.Sales IoT.SW.Sales@advantech.com
正規品証明書 (Certificate of Authenticity; COA)
正規品証明書 (COA) とは何ですか?
正規品証明書 (COA) とは、正規のマイクロソフトソフトウェアであることを識別するために役立つラベルです。マイクロソフト社の Windows Embedded ランタイムライセンスを購入すると、マイクロソフト社が正規品を識別するために指定した「COA」ラベルが提供されます。「COA」ラベルには製品シリアル番号と不正コピー防止機能が含まれています。OEM のお客様は製品を出荷する前に Windows Embedded OS 用のランタイムライセンスを購入し、「COA」ラベルを専用装置/機械/設備上のアクセス可能な位置に取り外し不能に貼付する必要があります。「COA」ラベルが付された機器は正規の Windows Embedded OS がインストールされていることを示します。各エンベデッド機器にそれぞれに対応する証明用の「COA」ラベルがあります。
正規品証明書 (COA) ラベルの付いた専用装置/機械/設備を購入する必要があるのはなぜですか?
正規品証明書 (COA) ラベルの付いた専用装置/機械/設備は、エンベデッドオペレーティングシステムが合法的にライセンスされたソフトウェアでインストールされていることを示します。正規品のソフトウェアを選ぶことで得られる価値は次のとおりです。
- ウイルスの脅威を寄せ付けない:書き込みフィルタなどエンベデッドシステム独自の機能で、システムをロックして効果的に保護することができます。
- 安定したシステム動作を確約:より安全で、より一貫した品質で、カスタマイズしたオペレーティングシステムを開発できます。正規品の Windows Embedded はユーザーにより高い価値をもたらすことができます。
- 開発のテクニカルサポート正規品の Windows Embedded ユーザーはマイクロソフト社とディストリビュータからのテクニカルサポートを受けることができ、よりよい製品をより迅速に発売するために役立ちます。
- 10 年以上のサービスサポート:正規品の Windows Embedded は完全に、かつ常に信頼できます。改ざんやクラック後にシステム脆弱性が放置されることはありません。また、適時のアフターセールスサポートがマイクロソフト社と認定パートナーから提供され、お客様に効果的で信頼できる、安定したユーザーエクスペリエンスをお届けします。
- 企業の評価を保護:正規品の Windows Embedded はお客様の知的財産を保護し、法的リスクを回避するために役立ちます。
Windows Embedded の正規品証明書 (COA) を確認する方法は?
- COAの貼付位置: COAラベルは、組込み機器上の、視認性が確保され剥がされないような位置に貼付する必要があります。
- COA 偽造防止策:「MICROSOFT CERTIFICATE OF AUTHENTICITY」と繰り返し記載されたカラーのセキュリティラインがあります。
The types of COA for Embedded channel
1. スタンダードタイプ (Windows Embedded Enterprise) COA
2.Thumbnail Certificate of Authenticity (COA)(WES, POSReady, CE/Compact and Win 10 IoT EPKEA products)