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高性能監視ソリューションーアドバンテックサーバーグレードマザーボードAIMB-586

2020/07/02
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イントロダクション

セキュリティ産業への関心が高まるにつれ、ビデオでの監視および分析、また高性能デバイスを求める声が高まっています。こうした監視録画によって確かに安全性は増しますが、監視システムには、高性能コンピューティング機能や大規模メディアストレージ拡張機能、そして迅速かつ正確なデータ送信や情報管理を行うIPカメラやネットワークへの安定した接続が求められます。アドバンテックのサーバーグレードMicro-ATXマザーボードAIMB-586WGは、拡張性が非常に高く、セキュリティ用ソフトウェアであるRAIDを搭載しています。

課題

現代の監視システムは、低解像度なビデオキャプチャから4Kビデオキャプチャといった大規模ネットワークへと移行し、高度な分析を行うことでビデオ録画によるビジネス価値を見出しています。IPカメラによる解像度が向上した4Kカメラは、1080pカメラデータの8倍のデータを生成するので、ストレージ容量およびバンド幅を狭めてしまいます。また、リアルタイムでのセキュリティ検出といったカメラベースでの分析を行うと、大量のデータが生成されてしまい、システム動作を維持するために必要な高性能プロセッサが必要となります。リモート監視アプリケーションの場合、データ送信やリモート管理のためエッジシステムをクラウドサーバーに接続する、信頼性の高いワイヤレスネットワークや有線ネットワークが必要となります。

また、オブジェクト検出やデータ送信、さらにリアルタイム処理によって、バックエンドであるデータセンターを利用したいという声が高まっています。こうした状況により、エッジでの監視データ量とそれを処理する速度を求める声が急増し、高性能要件を満たすストレージソリューションの需要が生まれました。監視システムは以下の課題に直面しています。

  • 高性能プロセッサ
  • 信頼性の高いネットワーク接続による大容量[O1] データ送信
  • あらゆるアプリケーションに対応する複数I / Oポートとスロットの拡張性
  • 24/7での稼働をサポートするリモート管理
  • 現場での恒常的なデータ保護

ソリューション

アドバンテックのサーバーグレードMicro-ATXマザーボードAIMB-586WGは、最大8コアまで選べ、ECCメモリを最大128GBまで搭載可能なIntel®第9世代 Xeon®Eプロセッサをサポートします。AIMB-586WG2は、プロセッサのマルチスレッド機能により、最大15%処理速度を向上させ、あらゆるユーザーシナリオでの監視アプリケーションにおいてサーバーグレードでの性能を発揮します。  

また、複数I / Oポートと拡張スロット機能のある最大8つのSATA IIIポートを備えているので、様々なロケーションに対応できる監視装置を簡単に配備することができます。M.2 Eキースロットを搭載したAIMB-586WGは、LTEモジュールを搭載でき、Bluetoothモジュールは、エッジサーバーを使用することで、そうしたシステムにアクセス可能なワイヤレスアプリケーションを実現することができます。ソフトウェアRAID 0/1/5/10を搭載しているため、RAIDモジュールをインストールしても追加コストをかけずに、CPUプロセッサでデータバックアップを管理することができます。AIMB-586WG2は、柔軟性や利便性だけでなく、こうした装置を配備するのにかかるコストも削減することができるのです。

結果

アドバンテックのMicro-ATX産業用マザーボードは、10年以上にわたり組込みボード市場における主要製品となっています。規格化された柔軟設計に満足しているとの声も多く、こうした規格フォームファクターは、ネットワークビデオレコーダーサーバーシステムに導入された最新テクノロジーにより、高性能なコンピューティング効率を実現します。このように、柔軟性をもつマザーボードによって、複数I / Oやスロット拡張性をサポートし、組込みアプリケーションに最適な機能を提供します。