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無人搬送車(AGV)事例ーコンパクト且つファンレスなファンレス ボックスPC ARK-1124C

2020/10/09
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無人搬送車(AGV)は、工場や倉庫内での移動や保管・輸送、また、建物周辺の商品や資材の積み下ろしなどに広く使用されています。特に、人の意思決定を必要としない、反復的で単調なタスクを行う際に使用されており、現在では、ロジスティクスでの作業効率の最大化や負傷の減少などに効果的であることが証明されています。

アプリケーション要件

中国で有名な某AGVメーカーは、超コンパクトな産業用グレードコンピュータを組込み、ファンレスかつGbE、USB、4 x COM、WiFi接続などの複数I/Oポート接続が特長の最先端AGV搬送車の開発を検討していました。コンパクトな組込みマザーボードではなくシステムソリューションであればAGVチャンバー内のケーブル配線と機械設計を簡素化できるため後者を検討していましたが、アドバンテックのARK-1124Cが全ての要件をクリアする完璧なソリューションであると判明したのです。

産業向けの汎用I/Oを搭載したコンパクトサイズ(133mmx 46.4mm x 94.2mm)

アドバンテックのARK-1124CにはIntel®Celeron®N3350プロセッサが搭載されており、6W TDP低電力設計はコンパクトかつファンレスなシステムに最適です。大きさがわずか133mmx 46.4mm x 94.2mmで、デバイス管理やセンサーを接続する4 x COMポート、カメラやコントロールパネルを接続する2 x USB、そしてWiFi通信モジュールを接続するm.22230拡張スロットがあります。

組込みアプリケーション向けの高信頼設計

ARK-1124Cは、ファンレス-だと-20~60℃まで動作可能で、一般的な産業準拠製品よりも高いEMI規格であるCE / FCC EMCクラスBレベルにも準拠しています。電解コンデンサよりも高信頼な固体コンデンサ(100%)で設計されています。さらに、TG-170 PCBの材料を使用することで、高温下でも安定した動作が可能です。

ARK-plus設計で拡張オプションが豊富

ARK-1124CはI/O拡張やDC電源をアップグレードできるARK-plus拡張可能設計を特長としております。下層部を用いて、12VDC電源から広範囲な12〜24VDC電源へとアップグレードすることが可能です。 このモジュールは、複数のUSBやCOM、デュアルGbE拡張によって豊富なI/Oオプションが可能な、iDoorモジュールの設置も可能です。

  • Intel®Celeron N3350 デュアル コアSoC
  • VGA画面、4 x RS-232/422/485、2 x USB3.0
  • 通信モジュール用 1 x フルサイズ ミニPCI
  • 1 x 2.5インチ SATA III SSD/HDD、 1 x ハーフサイズ mSATA
  • -20〜60℃の温度拡張対応製品
  • ロック可能な12V DC 入力電源
  • 12〜24V 電源モジュール(オプション)