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スマートロジスティクス事例(マシンビジョン向け組込みPC「EPC-P3066」)

2021/02/02
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倉庫内で用いられる「AGV(無人搬送車)」などのマシンビジョンアプリケーションでは、エッジ環境でもIPカメラやペリフェラルを搭載できる強力なコンピューティングが必要不可欠です。こうしたスマートロジスティクス(IoTの最新技術を応用して物流効率を高める取り組み)アプリケーション内のコンピューターは、「マルチタスク機能」や「大量データ処理機能」つまり、数千にわたる製品の認識・分類・ラベリングを行いながら、包括的に分析、操作できることが求められています。

課題

こうした要件を満たすには、「パワフルかつ適応性の高い組込みPC」が必要不可欠です。そして、こうした組込みPCを継続的に作動させるには、倉庫に合わせてカスタマイズできる入出力ポートや拡張スロットを装備する必要があります。たとえ1棟の倉庫内でのアプリケーションであったとしても、複数の組込みPCが必要となる場合があるのです。

しかし、これらの要件を満たすには主に2つの課題がありました。それは、「倉庫内の組込みPCの設定構成をどのように行うか」そして「その設定構成をどのように隠すのか」ということです。新しいシステムの設定構成には時間がかかる上、費用も莫大にかかります。ビジネスの成功においては「Time To Market(市場へ速やかに展開すること)」も非常に重要であるので、課題ではありますが、要件さえクリアすることができれば他社製品と差別化できるチャンスにもなります。

ソリューション

アドバンテックの「EPC-P3066」はこうしたマシンビジョン向けに開発された組込みPCです。第9世代Intel® Desktop CPUプラットフォーム、複数の拡張スロットを搭載することでパワフルな演算機能を誇り、エッジ環境でもマシンビジョンを正確かつ簡単に実現することができます。

マシンビジョンエッジコンピューティングを活用するには、GPUカードやキャプチャーカード、モーション制御カード、PoEカードなどを幅広く組み合わせ、アプリケーションに対応させる必要があります。そこで、「EPC-P3066」は、対応ライザーカードや、アドバンテックのiDoorモジュールをはじめとする4x PCI/PCle拡張スロットに対応しています。マシンビジョンエッジコンピューティングを活用するには、GPUカードやキャプチャーカード、モーション制御カード、PoEカードなどを幅広く組み合わせ、アプリケーションに対応させる必要があります。そこで、「EPC-P3066」は、対応ライザーカードや、アドバンテックのiDoorモジュールをはじめとする4x PCI/PCle拡張スロットに対応しています。

このように、個別のPCI/PCle、iDoorモジュールを差し込むだけで、専用のエッジコンピューターを簡単に構成設定することができます。こうしった多様な拡張オプションを利用すれば、スマートロジスティクスのビジネスに対応できるフレキシブルなソリューションが可能となることでしょう。

アドバンテックでは、多様性の追求によって生み出される複雑な問題を解決するため、最速発注サービス、CTOSの立ち上げを計画中です。CTOSではアドバンテックのグローバル製造ネットワーク、ロジスティクスサポートを活用していく予定です。このサービスを活用し、互換性あるモデルやペリフェラル、シャーシを伴うデータベースを構築します。入出力ポート、接続オプション、CPUプラットフォーム、OSシステムの中からさまざまな組み合わせを選択できるため、専用コンピューターを便利に、そして効率的に構成することができるのです。

組込みコンピュータ EPC-P3066

  • 第9世代Intel® XEON® / Core-iプラットフォーム対応
  • 2Uラック、DINレール取付け可能
  • 4x PCI/PCleによる拡張機能(最大)