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ワイヤレスePaperディスプレイソリューションアプリケーションシナリオ:スマートファクトリー・ロジスティクス

2020/03/31
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産業用装置EPD-053 生産ラインシステム追跡と設備モニタリングへのサポートを完備   

アドバンテックのEPD-053には2色のLEDと複数のボタンを備えた独自の機能があります。バッテリー駆動型システムのため、WIP(生産進捗)情報を台車に載せて展開することができます。

EPD-053は、大きなスクリーンと2ページ分の表示機能を備えているため、詳細なWIP情報を無線伝送してオペレーターがより効率的かつ正確に作業できるようサポートします。LEDはWIPを見つけるためのインジケータになり、また警告イベントを管理部へ返信するためのボタンにもなります。


生産ラインには、いくつかのステーションが設けられています。通常、ステーションは、組立、T1、バーンイン、バーンアウト、T2、パッケージなどの工程で構成されます。ステーションでは、さまざまな異なるタスクが実行されるため、仕掛品を運ぶ台車でePaperによるWIP情報を一緒に運びます。台車が1つしかない場合には、この制御はとても簡単です。しかし例えばたとえば最大で100台の台車があった場合、多様なWIP情報を用いてすべての生産プロセスを制御することはオペレーターにとって大変な作業となります。 

タスクを順番通り完了できているか、いくつかのタスクを取りこぼしていないか、試験タスクは正しいWIP情報に従って実行されたのか、これら全てにおいて、動的に動く台車上でオペレーターに対する情報が明確でなければ、状況は混乱してしまいます。

工場における生産ラインの改善

EPD-053の利用により、デバイスはステータスをサーバーに報告しますが、オペレーターがボタンを押してイベントを実行すると、デバイスステータスだけではなくWIPステータスも報告されます。 

生産ライン上では、EPD-053は生産オペレーターにステータスを容易に示すことができ、点滅表示により台車の位置を示します。台車が動いている場合でも、EPD-053は無線でデータをアップデートできるため、柔軟性の高い生産オートメーションが実現できます。EPD-053を導入すると、全ての台車にはタスクの完了情報や、試験プロセスの納期など、リアルタイムな生産データが細かく入るようになります。オペレーターにとっては生産フローがよりクリアになり、状況に応じた制御と必要な調整を簡単に行うことができるようになりました。


ワークフローシステムとのインテグレーションの実現方法

台車が到着しタスクを実行し始めると、オペレーターはWIPデータを生産用コンピュータに入力します。システムサーバーはrestful APIを使用してePaper Manager経由でデータを自動的にEPD-053に送ることができます。以前はオペレーターが手動で台車状態を変更しなくてはなりませんでしたが、今ではEPD-053が自動的にデータを変更します。比較照合結果も明確になり、見やすく便利なソリューションが提供できました。

ePaperによる工場の生産ラインの改善  

  • ステータス・レポートをサーバーに返す
    ーデバイスのステータスレポートをシステムに返す
    ーアラームボタンがアラートを管理者に送り返す
  • 生産オペレータにステータスを知らせる
    ー生産ライン周辺の台車が生産仕掛り情報を搭載して移動
    ー位置を示す点滅表示 生産性を向上させるためにワイヤレスでデータを更新