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体温確認ができる非接触型 デジタルサイネージ

2020/08/28

イントロダクション

コロナウイルスは世界中に広がり、日常生活のあらゆる側面に深刻な影響を与えています。このような状況に対応する取り組みとして、AIやビッグデータを活用し、感染症の拡大を封じ込める革新的かつ安全な方法が生み出されています。このプロジェクトに乗り出したSQISOFT社は、韓国の有数なオールインワンスマートサイネージサービスプロバイダーです。

SQISOFT社は顔認証機能とデジタルサイネージプレーヤー、さらに赤外線サーモグラフィックカメラを統合し、非接触で体温、広告表示、安全に関する通知事項を掲示できるキオスクシステムを提供しています。このスマートデジタルサイネージキオスクは、来訪者の登録顔認証データを認識し、発熱がある、または体温が上がっている人を特定し、また来訪者がマスクをしているかどうかを検出することもできます。体温の上昇やマスク非装着をシステムが検知すると、中央制御室にアラートを送信します。また、周囲温度によって生じる体温測定エラーを最低限に抑える平均値の定理を使用しています。このスマートデジタルサイネージキオスクは今後、空港やショッピングモール、公共スペースなど、 ソウル全体に広く展開されてゆくでしょう。

課題

現在、デジタルサイネージキオスクへの需要として、「より大きく明るい画面」、「薄さを追求したキャビネット」などが挙げられます。屋内アプリケーション向けに展開されるデジタルサイネージプレーヤーは、キャビネット内に簡単に統合できるよう、スリムでなければなりません。さらに、カメラがキャプチャーした画像の処理や分析、温度測定、広告を表示するための高性能なコンピューティング機能も要求されます。また、ワイヤレス接続に対応し、リアルタイムに体温データを伝送できなくてはなりません。

アドバンテックが提供するパワフルかつスリムなデジタルサイネージソリューション

このプロジェクトで、SQISOFT社は、アドバンテックのウルトラスリム4Kデジタルサイネージプレーヤー(DS-082)と、赤外線サーモグラフィックカメラ(UCAM-220TT)を導入しました。

DS-082は、厚さわずか19 mmで、キャビネット内に簡単に設置可能です。AMD Ryzen R100 プロセッサ、AMD VEGA GPUに最大11台のコンピューティングユニットを装備し、体温の確認、顔認証、マルチメディアコンテンツのブロードキャスティングといったマルチタスク操作が可能です。DS-082は、 IRカメラ用のRJ-45コネクター、 画面ディスプレイ用のHDMI 2.0インターフェイス、Wi-Fi 接続のためのM.2インターフェイスなど、多様なデバイスとの接続に向け、豊富なI/Oを搭載しています。

さらに、アドバンテックの WISE-PaaS/SignageCMSコンテンツ管理ソフトウェアを統合してサイネージネットワーク管理が簡単に行えます。WISE-PaaS/SignageCMSを使用することで、ユーザーはサイネージコンテンツを簡単に編集、レイアウト、スケジュール、送信することができます。スケジュールのアップデート機能も可能で、表示された情報や広告キャンペーンをリアルタイムに管理できます。つまり、 DS-082はデジタルサイネージネットワークの管理を簡単に行い、オーナーシップのトータルコストを削減し、市場へ迅速に投入することができるのです。

システム図